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[[ビロウス]]の設定面における、現行で決定稿となった新設定以外の情報([[File:FirstSergal.jpg|thumb|最も最初に描かれたサーガル]]
 
旧設定の情報及び変更前の情報、没案、破棄された設定等)は全てここに記載する。<br />
[[File:FirstSergal.jpg|thumb|300px|2003年後半に描かれた、「サーガル族」のイラストとして最古となる作品]]
<br />
 
<br />
旧設定、没案、破棄された設定やデザイン、過去のバージョンでの情報、及び変更歴を掲載する。
=='''[[サーガル]]の歴史'''==
 
この世で最も最初にサーガルが描かれ、発表されたのは恐らく2003年あたり。<br />
== '''サーガルの変更歴''' ==
その当初はサーガルのモチーフの根底である「ウサギ」と「戦闘機」の特徴を色濃く残しており、<br />具体的には腕が短く、足の裏に肉球が無かった。耳も今の南方種のように長い。<br />
 
<br />
2003年後半、「[[サーガル|サーガル]]」という種族としてのイラストがミック小野によって初めて描かれ、発表される。同時に[[ビロウス|ビロウス]]という世界観を扱った最初の作品ともなる。<br/> モチーフの源流である「ウサギ」と「戦闘機」の要素が色濃く表れた作画がなされていた。鼻面は戦闘機や新幹線などを彷彿とさせるより先細りの流線、短い腕、足の裏に肉球は無く、強調された耳の長さ、細かく毛で覆われた全身、長く伸びた齧歯類に似た爪などが特徴。
{| border="0" cellpadding="1" cellspacing="1" class="article-table" style="width: 500px;"
 
|-
<gallery heights="300" perrow="3" widths="300">
! scope="col"|[[File:OldSergal.png|thumb|最初期のサーガル]]
File:OldSergal3.png|2003年後半に描かれたサーガル兵。敵兵に倒され、耳を束ねて掴まれている。
! scope="col"|[[File:OldSergal2.png|thumb|最初期のサーガル]]
File:OldSergal.png|2004年前半に描かれたサーガルの子供。ウサギを彷彿とさせるプロポーションをしており、このビジュアルコンセプトは現在もサーガルの幼児の特徴として踏襲されている。
! scope="col"|[[File:OldSergal3.png|thumb|最初期のサーガル兵士、敵に捕らわれ耳を掴まれる]]
</gallery>
|}
 
<br />
2004年後半以降、より洗練されて安定したデザインとなる。この時期にミック小野が活動していた日本のイラストコミュニティ内にて、サーガル族やレイン将軍はユーザーから好評を受け、局所的な人気を見せていた。同時に海外からのユーザーがこれらのイラストを英語圏の画像掲示板等に転載し、国外で部分的な注目を浴びる。<br/> <br/> 2004~2007年まで、女性サーガルの生殖器に触手が追加されたこと以外はデザイン面で特に大きな変更は無く、国内外共に精力的な活動があったこととも合わせて一定数のファンを獲得。
==='''旧設定サーガル'''===
 
[[File:Chiralskill.jpg|thumb|南のサーガル兵を襲う北のサーガル兵]]
2008年頃、ビロウスの世界観そのもののリブートが始まり、サーガルもデザイン設定共に実験的な変更が多く行われ、女性に乳房、臀部に羽根が付いたイラストが描かれる。(この期間は2008年~2010年に及ぶ[[公式設定の基準#実験期(没案)|実験期]]とする。)<br/> あくまでも暫定的な変更ではあったが、ファンからは賛否両論の反応が上がった。 またこれらが殆ど説明が無いままに「新しいサーガルの形」として認識され拡散されたため、公式に忠実な形を描きたいとするファンの間で混乱が起こった。<br/> <br/> '''実験期におけるデザインの揺れ'''
現行の新設定と比べるといくつかの違いがある。<br />
 
北方種も耳が長いなど北南毎の身体特徴の差異がほとんどない、生殖器の触手も存在しないなど。<br />
*女性に人間のような乳房がある
また体毛に覆われてはいるが生物学的には爬虫類だった。(卵生かどうかは不明)<br />
*尻尾の付け根から臀部には鳥類に似た羽根がある
頭蓋骨の形状も新設定のものとは違っている。<br />
*尻尾の先端の毛が白いのは女性のみ
混血種の存在は明らかにされていない。<br />
*ベルクマンの法則に基づく差異が顕著(北方種の耳が極端に短いなど)
<br />
 
女性優位社会であり、家母長制である。<br /><br />
以上の特徴は現在全て不採用となっている。
平均寿命は人間とあまり変わらない(60~80歳)が、<br />
 
多くのサーガルは20歳か30歳に到達するまでに、戦争や過酷な生存競争によって死ぬと言われている。<br />
<gallery heights="300" perrow="3" widths="300">
細かい日付にはあまり拘らないため、(歴が存在するのかどうかも不明)<br />
File:Faceangles.png|[[公式設定の基準#実験期(没案)|実験期]]に描かれたレイン将軍。没デザインの顕著な例として、臀部の羽根が挙げられる。
誕生日などは非常に曖昧なものとして扱われている。<br />
File:1240658445.mick39 1235994901.trancymick fio.png|[[公式設定の基準#実験期(没案)|実験期]]に描かれた南方サーガルの女性、フィオナ。鳥類を彷彿とさせるプロポーションを持つ。
(例としてレイン将軍の誕生日:暖かい春の日、など。)<br />
File:Sergalcomparison.jpg|2009年に描かれた北南サーガル比較図。あくまで当時の暫定的なまとめに過ぎず、現在は没デザインであるが、2017年に[https://store.vilous.net/collections/artbooks/products/sergal-reference-sheet サーガル族の完成版デザイン資料]が発表されるまではこれが最も利便的なものであったため、ファン間において広く拡散され、二次創作をするに至って参考に使われることが多かった。
<br />
</gallery>
セラミック製の戦闘用装甲や武器も特徴であるが、サーガル族は外見の美的センスを優先する者が多い為、<br />
 
デザインの視覚的な良さに拘る結果機能としてはあまり良くないものになるということもしばしばある。<br />
2013年以降、[[公式設定の基準#実験期(没案)|実験期]]のデザインは破棄されたものであることを明言。2004~2007年頃のデザインをリメイクする形で再構成を開始。
<br />
 
{| border="0" cellpadding="1" cellspacing="1" class="article-table" style="width: 500px;"
2017年、最終的な「公式デザイン」として定められるデザインが完成。[https://store.vilous.net/collections/artbooks/products/the-sergal-reference-guide サーガル族デジタルガイドブック]及び[https://store.vilous.net/collections/artbooks/products/sergal-reference-sheet デザイン資料]として発表。
|-
 
! scope="col"|
=== '''旧サーガル''' ===
*Dunes Non Existent wiki(現在消滅)で記述されていた概要
 
勇敢で、優れた運動能力をもつ種族。<br />知能は高くないが、忠実な性格をしているため、多くは兵士として育てられる。<br />気性が荒く、複雑で繊細な手作業には向かないため、専ら強化歩兵として使役される。<br />本来丈夫で足の速いサーガル族は、古くは"ウマなしナイト"と呼ばれ、<br />長槍や戦斧、ハンマーなどの武器を用いた近接戦闘を得意とした。<br />現在のVILOUSにおいては、折り畳み式の長槍/散弾銃 を使うことが多い。<br />その優れた足腰は、強化アーマーによってさらに約3倍の跳躍力を得ている。<br /><br />彼らの精神性は単純でわかりやすい。<br />これといった強い執着や恨みも抱かない性格をしていることが多い。<br />わからないことはわからないままにしても苦痛を感じず、<br />戦いによる高揚を最上とする。寝ている時に夢を見ないことが有名。<br />サーガル族の子供は共通の育児グループによって育てられ、<br />早い段階から兵士としての訓練を受ける事になる。途中で脱落する者も出るが、<br />そういったサーガルは庶民として肉体労働をして生活することが多い。
この項目では[[公式設定の基準#旧設定|旧設定]]の物語、具体的には2004年~2007年において描写・定義されていたサーガルについて述べる。
|}
 
===='''北方サーガル(※旧設定)'''====
[[公式設定の基準#実験期(没案)|実験期]](2008年~2010年)に至るまではデザイン面においては現行のものとそこまで大きな差が無い。<br/> 種族としての民族性、食性などの生態的特徴、文化や行動様式には明確な違いがやや存在するが、基本となる部分は現在も踏襲され反映されている。
ビロウス北方のタトラ平原に住む。<br />
 
北のサーガルはビロウス内で最も戦闘力が高い種族と言われている。<br />
[[公式設定の基準#旧設定|旧設定]]でのサーガルの種族概要:
通常生肉しか食わず、北方種達は植物は米類も含めて基本口にしない。<br />
 
謙虚さが無く遠慮知らずで、戦闘用の鎧を身にまとっていない時は常時裸である。<br />
勇敢で、優れた運動能力をもつ種族。<br/> 知能は高くないが、忠実な性格をしているため、多くは兵士として育てられる。<br/> 気性が荒く、複雑で繊細な手作業には向かないため、専ら強化歩兵として使役される。<br/> 本来丈夫で足の速いサーガル族は、古くは"ウマなしナイト"と呼ばれ、長槍や戦斧、ハンマーなどの武器を用いた近接戦闘を得意とした。<br/> 現在のVILOUSにおいては、折り畳み式の長槍/散弾銃 を使うことが多い。<br/> その優れた足腰は、強化アーマーによってさらに約3倍の跳躍力を得ている。<br/> <br/> 彼らの精神性は単純でわかりやすい。<br/> これといった強い執着や恨みも抱かない性格をしていることが多い。<br/> わからないことはわからないままにしても苦痛を感じず、戦いによる高揚を最上とする。寝ている時に夢を見ないことが有名。<br/> サーガル族の子供は共通の育児グループによって育てられ、早い段階から兵士としての訓練を受ける事になる。途中で脱落する者も出るが、そういったサーガルは庶民として肉体労働をして生活することが多い。
<br />
 
[[レイン将軍(サーガル)|レイン将軍]]率いる部隊・[[シーグ軍]]に属するサーガルが大多数を占めており、<br />
<gallery heights="300" perrow="3" widths="300">
レイン将軍に仕えていない北方サーガルは非常に稀な存在である。<br />
File:Chiralskill.jpg|南のサーガル兵を襲う北のサーガル兵
そして北方サーガルの役職の多くが兵士であり、<br />
File:Sergal (3).jpg|旧サーガル
兵士ではないサーガルは鍛冶屋や牧場主などを営むが、数は非常に少ない。<br />
File:Jakk.jpg|[[公式設定の基準#旧設定|旧設定]]の物語に登場するサーガルの少年「ジャク」。[[公式設定の基準#新設定|新設定]]の[[ジャク]]とは異なり、南方サーガルの兵士と設定されていた。
レイン将軍支配の政治が終わった後は通常の牧場主などを営んで生活する者が増加した。<br />
File:Leelick.jpg|旧リーリック
<br />
File:Oldsergal.jpg|最初期に描かれたレイン将軍
====='''旧シーグ'''=====
File:Generalrainarmor.jpg|レインの鎧と武器の旧デザイン
[[レイン将軍(サーガル)|レイン将軍]]の力により、[[惑星ビロウス|ビロウス]]内で最も強大な一族と成りつめたことがある。<br />
</gallery>
敵対する[[レオノ軍]]とは150年以上抗争を続けていたが、[[レイン将軍(サーガル)|レイン]]の力により壊滅させた。<br />
 
その後はシーグ軍の事実上の統帥者であった[[ジン(タリクシア)|ジン]]の突然の失跡により、一気に低下に落ちてしまう。<br />
== '''ネウリアの変更歴''' ==
<br />
 
===='''南方サーガル(※旧設定)'''====
[[公式設定の基準#旧設定|旧設定]]の物語に登場するグリフィン族という種族が前進となる。グリフィン族はその名通りグリフォンのような姿をした種族で、デザイン設定共に現在のネウリアとは大きく異なる。
ビロウス南方の[[セイルザーン]]砂漠の村に住む。<br />
 
殆ど戦闘のことしか頭に無い北のサーガルと違って、知恵や知識を大切にしているが、<br />
2006年以降、種族名のみ「ネウリア族」と改められる。
世界の成り立ちについてなどはまだ深く認知していない。<br />
 
ビロウスの哲学者の大部分は南のサーガルがいる地方、特に[[ゴールドリング]]の巨大都市に住む。<br />
2008年、[[公式設定の基準#新設定|新設定]]の始動以降はデザイン設定共に一新され、鳥と羽毛恐竜の中間のような姿をした種族として描かれるようになった。<br/> この形での初のネウリアとして、「ドット」という女性ネウリアのキャラクターが描かれる。女性ネウリアのキャラクターでは最古であり、後に名称やコンセプトを改めて[[矢桐ゆん|矢桐ゆん]]となる。<br/> 男性では「ルイ」というキャラクターが最古で、現在の[[冠窮太朗|冠窮太朗]]はルイのコンセプトの一部を踏襲したもの。
<br />
 
元来、サーガル族は植物を食べることをあまり好まないが、<br />
男女差はドットのみが存在した時期には殆ど定義されていなかったが、ルイの登場から「女性は大人しい色合いで、男性は色鮮やか」という基礎が確立する。以降、女性はより恐竜に近い風貌、男性はより鳥に近い風貌を持つという形で身体的な違いも明確化していく。
獲物の少ない砂漠地方で主に生息する為、植物を食べることにあまり抵抗が無く、<br />
 
その結果食物の少ない過酷な環境下でも生き延びることができる。<br />
<gallery heights="300" perrow="3" widths="300">
食物の少なさにより常に餓えや飢饉と隣り合わせの生活をしているが、<br />
File:OldNevrean.jpg|「ネウリア族」としてリブート後間もない時期に描かれたイラスト。漠然と羽毛恐竜をベースとした種族として描かれている。「生まれて間もない頃は性差が無く、後に明確化する」という流れは、現在におけるネウリアの成長に伴う第二次性徴の発現の形で踏襲されている。
殆どが大規模な農園を持ち、農園を営むことによって食物不足による争いを避けながら生きている。<br />
File:YunYung4.png|最古の女性ネウリアのキャラクター「ドット」
惑星タル内の砂漠に生息する、保水性の高いサボテンのような野菜のような植物を栽培し食べる。<br />
Malenevrean.jpg|最古の男性ネウリアのキャラクター「ルイ」
<br />
</gallery>
[[レオノ軍]]という南方サーガルの部隊は150年に渡って<br />北方サーガルの[[シーグ軍]]と戦い続けてきたが、[[レイン将軍(サーガル)|レイン将軍]]によって破られる。<br />
 
<br />
2010年、デザインにおける男女差の基本形が確定。この時点では男性の指が3本であるが、2012年以降は男性も4本となる。この時期に描かれたデザイン資料は男性の指の数のみを改めて今現在も運用中。<br/> 種族としての情報はこの時期は精神的活動や行動様式の性差も含めてほぼ定義されておらず、「小柄で高い知能を持ち、機械工学に強い」という簡素な概要のみが存在した。このコンセプト自体は現行の設定にも息づいているが、後にネウリア族の種族概要がより肉付けされていくまではこの設定しか参考に出来るものが無かったと言える状態がしばらくあり、ネウリア族を扱う二次創作においては男女問わず「機械工学技師を得意とする技術者」としての描写が殆どだった。
====='''旧レオノ'''=====
 
[[レオノ]]は旧設定では南方[[サーガル]]の軍隊。<br />
2013年以降、新設定の[[正史年表|正史]]が構造されるにつれてネウリア族にも深く踏み込んだ設定や歴史が付与される。肉体と精神双方における性差、エルタス三種族においては少数の民族であること、生息域による民族性の違い、他の種族から見た人種としての扱いなど、詳細な設定が多数導入され、物語におけるネウリアという種族の役割が明瞭になる。
北方[[サーガル]]の軍隊である[[シーグ軍]]とは敵対関係にあり、150年に渡って戦い続けてきた。<br />しかし[[レイン将軍(サーガル)|レイン将軍]]によって破られる。<br />
 
<br />
=== '''グリフィン族''' ===
===='''旧サーガルギャラリー'''====
 
{| border="0" cellpadding="1" cellspacing="1" class="article-table" style="width: 500px;"
[[公式設定の基準#旧設定|旧設定]]に登場するグリフォンのような姿をした種族。ネウリア族の前身にあたる。旧ネウリアと称した場合はこのグリフィン族を示す。
|-
 
! scope="col"|[[File:C374_sergal_025.png|thumb]]
古代よりセイルザーン砂漠にあるトンルズ山脈を守る有翼の獣人族。神仏のごとく空に君臨する崇高な一族。 <gallery heights="300" perrow="3" widths="300">
! scope="col"|[[File:Leelick.jpg|thumb|旧リーリック]]
File:Aar.jpg|グリフィン族(旧ネウリア)
! scope="col"|
</gallery>
[[File:1165501269.jpg|thumb|旧サーガルの舌]]
 
|-
== '''アグドナの変更歴''' ==
|[[File:Sergal_(3).jpg|thumb]]
 
|[[File:E02452be25d56e1c6ad6feda62519ed6.jpg|thumb]]
デザイン面においては現行のものと比較するとそれほど大きな変化は無い。ツノが生える位置などの部分的な変更点は設けられている。<br/> <br/> 実験期に描かれた「ハスラ」という女性アグドナのキャラクターは、サイや恐竜を彷彿とさせる大柄でいかつい風貌をしており、デザイン面では完全に採用されたわけではないが、大柄で武骨なイメージはアグー(古代アグドナ)のコンセプトして踏襲されている。<br/> <br/> 2015年以降に大凡の基本デザインが確定するが、細部は現在も未完成。
|[[File:Oldsergal.jpg|thumb|非常に初期のレイン将軍]]
 
|-
<gallery heights="300" perrow="3" widths="300">
|[[File:130660871894.jpg|thumb]]
File:OldAgudner2.jpg|[[公式設定の基準#旧設定|旧設定]]の物語に登場するアグドナの男性「アンジル」
|[[File:Abfd15b607f428ae5d3fdb9e348510ec.jpg|thumb]]
File:OldAgudnerHasra.png|実験期に描かれたアグドナの女性「ハスラ」
|[[File:Jakk.jpg|thumb|旧設定でのジャク。南方サーガルの兵士だった。]]
File:Agudner.png|旧アグドナの少年達
|}
</gallery>
<br />
 
<br />
=== '''旧アグドナ''' ===
==='''実験期の設定(新設定没案)'''===
 
2009年頃の[[ビロウスの世界設定#新設定|新設定]]導入直後の時期は暫定的で試験的な設定が多く、(メスのサーガルの乳房、臀部の尻羽根など)<br />
かつてはビロウス内において最も人口が多い種族で、非常に高度な技術と豊富な知識を持っていたが、300年前ビロウスに起こった大洪水により大部分が死滅した。
それらは「新サーガルの大きな特徴」として浸透したが、最新版の設定ではそのうちのいくつかは破棄されて[[ビロウスの世界設定#旧設定|旧設定]]基準に戻っている事項もあるため、混乱を招きやすい状態である。<br />
 
<br />
== '''タリクシアンの変更歴''' ==
[[File:Faceangles.png|thumb|新設定没案のレイン将軍]]
 
'''・変更された特徴のうち顕著なもの'''<br />
新旧に及んで非常に大きな変更が齎されている。
*メスのサーガルに人間のような乳房がある<br />
 
*尻尾の付け根から臀部には鳥類に似た尻羽根がある<br />
旧設定の物語に登場する「ワーフェンル族」または「山猫族」という名の獣人族が前身となる。<br/> 2009年頃、デザインと設定はワーフェンル族のままに種族名のみが「タリクシア」と改められる。
*尻尾の先端の毛が白いのはメスだけ<br />
 
*ベルクマンの法則に基づく差異が顕著である(北方種の耳が極端に短いなど)<br />
2010年頃、[[タリクシアン・ストーカー|タリクシアン・ストーカー]]の前身となる生物が新タリクシアとして描かれる。
[[File:Sergalcomparison.jpg|thumb|新設定没案の地域別サーガル比較画像]]
 
以上のものは新設定導入直後から2009~2012年頃に描写・記述された「[[ビロウスの世界設定#実験期(新設定没案)|新設定初期版]]」におけるサーガルの特徴だったが、<br />
2011年頃に[[タリクシアン・ルーター|タリクシアン・ルーター]]の前身となる生物が描かれる。
今現在の[[ビロウスの世界設定#実験期(新設定没案)|新設定没案]]では上記の設定は全て破棄され、旧設定の基準と同様のものとなっている。<br />
 
<br />
2013年頃、タリクシアンにはストーカーとルーターの二種があると定義される。種族名の表記は「タリクシア」または「タリクシアン」で揺れていたが、この時期に「タリクシアン」がデフォルトとして固定される。
地域別の体格差に関しては、新設定最新版においては[[惑星タル]]では北と南の気温は実はほとんど変わらないため、<br />
 
初期版において発表された地域別テンプレート画像(右図)のものほど極端な差があるわけではない。<br />
2014年頃、タリクシアンとはストーカー・ルーターの二種に限られる概念ではなく、多数の異なる生物が属する大分類として再定義される。[[エルタス|エルタス]]生物とは対になる存在として、現行の設定に及ぶ基礎が確立する。
(例:初期版では[[レイン将軍(サーガル)|レイン将軍]]始めとした北方サーガルの耳が極端に短く描かれていたが、最新版ではその時期よりも若干長い。)<br />
 
しかしそれでも北方種と南方種だと北方種のほうが若干体格が大きく、耳も南方種よりやや短い傾向はある。<br />
 
<br />
 
==='''実験期サーガルから新ネウリアへ'''===
=== '''ワーフェンル族''' ===
[[File:1240658445.mick39_1235994901.trancymick_fio.png|thumb|実験期におけるフィオナ。全体が非常に鳥のようになっている。]]
 
2008年頃の臀部に羽毛を持つサーガルの描写がなされてから、2008~2009年頃にかけて徐々にサーガル全体が非常に露骨な鳥類の要素を持つようになっていく傾向があった。<br />
山猫族とも。タリクシアンの前身となった種族。旧タリクシアンと称した場合はこのワーフェンル族を示す。
その極みとも呼べる絵として、全身が鳥になったレイン将軍の絵なども描かれている。<br />
 
<br />
茶色の毛を持ち、ネコ科に似た姿の小柄な獣人族。主にセイルザーン砂漠や遠い北の地に住む。高い運動能力と暗闇でも見える眼をもつ。武器を持たずとも相手を殺傷できる鋭い牙と、太く頑丈な足腰を持ち統帥力に長ける。染色と機織の技術を持ち、美しい絨毯や布を売りに町へ下りることもある。
その頃に間もなく新設定におけるネウリア族が誕生し、<br />
 
それまでサーガルにあった鳥類要素は完全に新ネウリアに引き継がれることとなった。<br />
<gallery heights="300" perrow="3" widths="300">
[[Mick39(JA)|Mick39]]氏はこのことを自身の漫画で「サーガルの尻羽根からネウリアが生まれた」と比喩している。<br />
File:1240659579.mick39 1240034195.trancymick tesha.png|ワーフェンル族の女性
<br />
File:Femaletalyxian.png|ワーフェンル族の女性
結果的に今現在、全体を通じて鳥類の要素を高く持つ種族はネウリアだけであり、<br />
File:Roydigital.jpg|[[公式設定の基準#旧設定|旧設定]]の物語に登場するワーフェンル族の男性「ロイ」
サーガルにあった尻羽根などの露骨な鳥類要素は破棄されている。<br />
</gallery>
<br />
 
<br />
== '''エルフ族''' ==
<br />
 
=='''[[ネウリア]]の歴史'''==
[[公式設定の基準#旧設定|旧設定]]にのみ存在する種族。
[[File:OldNevrean.jpg|thumb|非常に初期のネウリア]]
 
2006年以前の完全旧設定時代ではグリフィン族という一般的な鳥人のような種族で、<br />
コンセプトの一部は[[公式設定の基準#新設定|新設定]]における「[[ジュダ|ジュダ]]」の概念に反映されている。「旧ジュダ」と記した場合はこの種族としての概念であるエルフ族を示す。
今現在のような羽毛恐竜の特徴を取り入れたネウリア族が登場するのは恐らく2008年以降からである。<br />
 
<br />
レキ樹海の深淵を守る亜人族。尖った耳、白い肌と髪が特徴。
2008年頃にサーガルが鳥類の特徴を一時的に取り込んでいたことからサーガルのデザイン全体が恐竜に近くなっていたが、<br />
 
やがてサーガルからは露骨な鳥類及び羽毛恐竜の特徴は撤去すると同時に、<br />
<gallery heights="300" perrow="3" widths="300">
それらの特徴を代わりに引き継いだような形として「鳥と羽毛恐竜の中間のような種族」が、新ネウリアとして生み出された。<br />
File:Judda.png|エルフ族のカンディア・スベルト
その時点では漠然とした羽毛恐竜系の種族として描かれており、<br />
</gallery>
オスメスの差も明確に分けられてはいなかった。<br />
 
<br />
== '''ページ一覧''' ==
羽毛恐竜と鳥の中間という「今現在のネウリア族」として初めて描かれたキャラクターは[[矢桐ゆん]]であり、新ネウリアの元祖と言える。<br />
 
その当時のゆんは顔つきこそ今と大差無いが、脚は細く鳥のようであり、鍵爪も無いなどで、現行のネウリアの正式なデザインを全て備えているわけではなかった。<br />
[[ビロウス|ビロウスとは]]<br/> [[二次創作・利用における規約|二次創作・利用における規約]]<br/> [[公式設定の基準|公式設定の基準]]<br/> <br/> [[作品・コンテンツ|作品・コンテンツ]]<br/> [[正史年表|正史年表]]<br/> [[:Category:ビロウス公式キャラクター|登場キャラクター]]<br/> <br/> [[:Category:ビロウス生物|生物と人種]]<br/> [[:Category:ビロウスの地理と文化|地理と文化]]<br/> [[:Category:ビロウスの食物と料理|食物と料理]]<br/> <br/> [[グッズ・販売物|グッズ・販売物]]
<br />
 
[[File:Malenevrean.jpg|thumb|初期のオスネウリア「ルイ」]]
[[Category:ビロウスを楽しむために]]
オスのネウリアの中で歴史が古いのは「ルイ」というキャラで、<br />
その時点で既に現行ネウリアのオスのような美しい姿をしているが、翼が無いなどの相違点もある。<br />
このルイは[[Kiki-UMA(JA)|Kiki-UMA]]氏作の[[冠窮太郎]]とほぼ同一の存在であり、Mick39氏が描いた窮太郎はルイの要素を受け継いでいるため髪に巻き毛があるなどのKiki-UMA氏策の窮太郎とは若干の違いがある。<br />
<br />
2010年に現行でも使用されているネウリア族のリファレンスシートが発表されるまで、<br />
ゆんも脚が太くなり、足に鍵爪を持つなどの現行ネウリアに通じる特徴をじわじわと備えて行っている。<br />
<br />
<br />
<br />
==='''旧設定ネウリア'''===
[[File:Aar.jpg|thumb|旧設定のネウリア族(グリフィン族)]]
グリフィン族とも称され、姿は獣人あるいは鳥人化したグリフォンのようであり、<br />
現在のような男女の違いといった特徴は無かった。<br />
<br />
古代より[[セイルザーン]]砂漠にあるトンルズ山脈を守る有翼の獣人族。<br />
神仏のごとく空に君臨する崇高な一族。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
=='''[[アグドナ]]の歴史'''==
[[File:OldAgudner2.jpg|thumb|初期のアグドナ]]<br />
サーガルやネウリアに比べると旧から現在の現行の設定に至るまで大きな変化は殆ど無い。<br />
2009年前後の実験期の頃にはサーガル同様に外見面での大きな変化が齎されそうな兆候があり、<br />
その時に描かれたアグドナである「ハスラ」は旧とも現行とも違った特徴を持ち、ヤギや偶蹄類寄りの種族ではなく恐竜寄りの種族とされていた。<br />
結局その時期のアグドナは同時期に描かれたサーガルと共に、現在は破棄されている。<br />
<br />
長い期間に渡ってアグドナのみエルタス三種族の中で決定的なデザインが定まっておらず、<br />
2015年以前のビロウスイラストに登場するアグドナは現行のものとは微妙にデザインが異なっている。<br />
<br />
現在ほぼ決定稿となったアグドナのデザインはKiki-UMA氏が手掛けて明確に決定稿として定められたものであり、<br />
右図の初期アグドナとかなり類似したデザインに戻っている。<br />
<br />
==='''旧設定アグドナ'''===
[[File:Agudner.png|thumb|旧アグドナの少年達]]
かつてはビロウス内において最も人口が多い種族であり、<br />
とても高いテクノロジーと豊富な知識による文明を持っていたが、<br />
300年前、ビロウスにおいて起こった大洪水により、<br />
大部分のアグドナ人が死した。<br />
現在のアグドナ人はその洪水からの僅かな生存者である。<br />
<br />
ビロウス系世界の古代文明については大部分が殆ど解明されていないが、<br />
アグドナ人によるテクノロジーが他の種族に伝わる内に、<br />
美しく素晴らしい建設構造が多く生み出されてきた。<br />
<br />
大部分が死滅してしまうまでは、アグドナ人の帝国が全世界に渡っていくつか存在していた。<br />
今日でも、現在生き残っているアグドナ人の多くは建設に関する技術に手を付けている。<br />
また、ビロウス内で最も農業について熟知している種族でもある。<br />
<br />
===='''旧設定でのエピソード'''====
あるアグドナ人の顕著なグループは世界の大部分の金属の源である、南の古い鉄の鉱山を守っている。<br />
もう一つの顕著なグループはタトラにある古い砦を構えている。<br />
この砦は登ることが非常に難しい急坂にあり、入口は一つしかない。<br />
砦へ到達するため・物資を流通させるための隠し通路がある。<br />
この砦は[[ネウリア|ネウリア族]]の一群の襲撃から耐え抜き、<br />
[[レイン将軍(サーガル)|レイン将軍]]率いる[[シーグ軍]]からの襲撃にも耐えている。<br />
砦は何度となく守られてきており、そして今まで一度も[[レイン将軍(サーガル)|レイン将軍]]による直接襲撃を受けたことが無い。<br />
([[ジン(タリクシア)|ジン]]がレイン将軍に「アグドナ人の砦を奪うことは自分達にとっても良い結果を齎さない」と忠告したため)<br />
<br />
タトラ北方で生きている一部のアグドナ人にはレイン将軍の帝国に加わった者もいるという。<br />
<br />
=='''[[タリクシア]]の歴史'''==
[[File:OldTalyxian.png|thumb|初期のタリクシア]]
完全旧設定時代ではネウリア同様に外見も名称も全く異なる種族で、<br />
今現在浸透している半機械のような姿の生物が「タリクシア」として発表されたのは新ネウリアが生まれた時期とほぼ同じか、その後(2008年頃)くらいである。<br />
<br />
舞台裏における概念的な設定においては新ネウリアの設定面の役割や要素を受け継いでいるためか、<br />
最初期に描かれたタリクシアはややネウリアのメスを彷彿とさせる特徴を持っていた。<br />
(雌は「生物性」および「永久に続く生命の鎖」であり、雄は「精神性」や「文明」といった要素)<br />
<br />
現在タリクシアン・ストーカーに分類される形のタリクシアが初めて新設定タクリシアとして現れ、<br />
その後に現在のルーターとなる種族が描かれる。<br />
<br />
2011年頃には[[ロウナ]]の存在も浮かびかけていたため、ロウナとタリクシアンの間で設定に揺れが起こる。<br />
後にロウナが没種族となる頃にはロウナの役割と要素が完全にルーターに受け継がれる。<br />
<br />
2013年頃からストーカーとルーターの二種がタリクシアンを代表する二大種族として本格的に確立し、<br />
それぞれの役割なども徐々に明確になってくる。<br />
<br />
2014年頃からストーカー・ルーター以外のタリクシアン生物の存在が複数明らかになりはじめる。<br />
<br />
==='''旧設定タリクシア'''===
[[File:1240659579.mick39_1240034195.trancymick_tesha.png|thumb|旧設定タリクシアの女性]]
ワーフェンル族や山猫族とも称されていた。<br />
茶色の毛を持ちネコ科をモチーフとした獣人のような姿をしている。<br />
[[File:Femaletalyxian.png|thumb|旧タリクシア]]
<br />
主に[[セイルザーン]]砂漠や遠い北の地に住む小柄な獣人族。<br />
高い運動能力と暗闇でも見える眼をもつ。<br />
武器を持たずとも相手を殺傷できる鋭い牙と、太く頑丈な足腰を持ち統帥力に長ける。染色と機織の技術を持ち、美しい絨毯や布を売りに町へ下りることもある。<br />
<br />
森に隠れることによって北方[[サーガル]]の侵略的拡大から生き残った。<br />
著名なキャラクターでは[[ジン(タリクシア)|ジン]]や[[ロイ(タリクシア)|ロイ]]などがいる。<br />
<br />
新設定タリクシアの導入・実装後は完全に破棄された。<br />
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=='''旧設定ジュダ'''==
[[File:Judda.png|thumb|旧ジュダ(エルフ族)のカンディア・スベルト]]
新設定では概念の一つであるが、旧設定では種族の名称。<br />
[[ビロウス]]世界内では恐らく最も人間に似た種族。<br />
旧設定の小説においてはエルフ族とも。<br />
レキ樹海の深淵を守る亜人族。尖った耳、白い肌と髪が特徴。<br />
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=='''関連ページ'''==
[[File:794208803405717028.png|thumb|ご案内]]
[[ビロウス|ビロウスとは]]<br />
[[ビロウスの二次創作や利用に関する規約]]<br />
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Latest revision as of 00:20, 26 November 2022

2003年後半に描かれた、「サーガル族」のイラストとして最古となる作品

旧設定、没案、破棄された設定やデザイン、過去のバージョンでの情報、及び変更歴を掲載する。

サーガルの変更歴

2003年後半、「サーガル」という種族としてのイラストがミック小野によって初めて描かれ、発表される。同時にビロウスという世界観を扱った最初の作品ともなる。
モチーフの源流である「ウサギ」と「戦闘機」の要素が色濃く表れた作画がなされていた。鼻面は戦闘機や新幹線などを彷彿とさせるより先細りの流線、短い腕、足の裏に肉球は無く、強調された耳の長さ、細かく毛で覆われた全身、長く伸びた齧歯類に似た爪などが特徴。

2004年後半以降、より洗練されて安定したデザインとなる。この時期にミック小野が活動していた日本のイラストコミュニティ内にて、サーガル族やレイン将軍はユーザーから好評を受け、局所的な人気を見せていた。同時に海外からのユーザーがこれらのイラストを英語圏の画像掲示板等に転載し、国外で部分的な注目を浴びる。

2004~2007年まで、女性サーガルの生殖器に触手が追加されたこと以外はデザイン面で特に大きな変更は無く、国内外共に精力的な活動があったこととも合わせて一定数のファンを獲得。

2008年頃、ビロウスの世界観そのもののリブートが始まり、サーガルもデザイン設定共に実験的な変更が多く行われ、女性に乳房、臀部に羽根が付いたイラストが描かれる。(この期間は2008年~2010年に及ぶ実験期とする。)
あくまでも暫定的な変更ではあったが、ファンからは賛否両論の反応が上がった。 またこれらが殆ど説明が無いままに「新しいサーガルの形」として認識され拡散されたため、公式に忠実な形を描きたいとするファンの間で混乱が起こった。

実験期におけるデザインの揺れ

  • 女性に人間のような乳房がある
  • 尻尾の付け根から臀部には鳥類に似た羽根がある
  • 尻尾の先端の毛が白いのは女性のみ
  • ベルクマンの法則に基づく差異が顕著(北方種の耳が極端に短いなど)

以上の特徴は現在全て不採用となっている。

2013年以降、実験期のデザインは破棄されたものであることを明言。2004~2007年頃のデザインをリメイクする形で再構成を開始。

2017年、最終的な「公式デザイン」として定められるデザインが完成。サーガル族デジタルガイドブック及びデザイン資料として発表。

旧サーガル

この項目では旧設定の物語、具体的には2004年~2007年において描写・定義されていたサーガルについて述べる。

実験期(2008年~2010年)に至るまではデザイン面においては現行のものとそこまで大きな差が無い。
種族としての民族性、食性などの生態的特徴、文化や行動様式には明確な違いがやや存在するが、基本となる部分は現在も踏襲され反映されている。

旧設定でのサーガルの種族概要:

勇敢で、優れた運動能力をもつ種族。
知能は高くないが、忠実な性格をしているため、多くは兵士として育てられる。
気性が荒く、複雑で繊細な手作業には向かないため、専ら強化歩兵として使役される。
本来丈夫で足の速いサーガル族は、古くは"ウマなしナイト"と呼ばれ、長槍や戦斧、ハンマーなどの武器を用いた近接戦闘を得意とした。
現在のVILOUSにおいては、折り畳み式の長槍/散弾銃 を使うことが多い。
その優れた足腰は、強化アーマーによってさらに約3倍の跳躍力を得ている。

彼らの精神性は単純でわかりやすい。
これといった強い執着や恨みも抱かない性格をしていることが多い。
わからないことはわからないままにしても苦痛を感じず、戦いによる高揚を最上とする。寝ている時に夢を見ないことが有名。
サーガル族の子供は共通の育児グループによって育てられ、早い段階から兵士としての訓練を受ける事になる。途中で脱落する者も出るが、そういったサーガルは庶民として肉体労働をして生活することが多い。

ネウリアの変更歴

旧設定の物語に登場するグリフィン族という種族が前進となる。グリフィン族はその名通りグリフォンのような姿をした種族で、デザイン設定共に現在のネウリアとは大きく異なる。

2006年以降、種族名のみ「ネウリア族」と改められる。

2008年、新設定の始動以降はデザイン設定共に一新され、鳥と羽毛恐竜の中間のような姿をした種族として描かれるようになった。
この形での初のネウリアとして、「ドット」という女性ネウリアのキャラクターが描かれる。女性ネウリアのキャラクターでは最古であり、後に名称やコンセプトを改めて矢桐ゆんとなる。
男性では「ルイ」というキャラクターが最古で、現在の冠窮太朗はルイのコンセプトの一部を踏襲したもの。

男女差はドットのみが存在した時期には殆ど定義されていなかったが、ルイの登場から「女性は大人しい色合いで、男性は色鮮やか」という基礎が確立する。以降、女性はより恐竜に近い風貌、男性はより鳥に近い風貌を持つという形で身体的な違いも明確化していく。

2010年、デザインにおける男女差の基本形が確定。この時点では男性の指が3本であるが、2012年以降は男性も4本となる。この時期に描かれたデザイン資料は男性の指の数のみを改めて今現在も運用中。
種族としての情報はこの時期は精神的活動や行動様式の性差も含めてほぼ定義されておらず、「小柄で高い知能を持ち、機械工学に強い」という簡素な概要のみが存在した。このコンセプト自体は現行の設定にも息づいているが、後にネウリア族の種族概要がより肉付けされていくまではこの設定しか参考に出来るものが無かったと言える状態がしばらくあり、ネウリア族を扱う二次創作においては男女問わず「機械工学技師を得意とする技術者」としての描写が殆どだった。

2013年以降、新設定の正史が構造されるにつれてネウリア族にも深く踏み込んだ設定や歴史が付与される。肉体と精神双方における性差、エルタス三種族においては少数の民族であること、生息域による民族性の違い、他の種族から見た人種としての扱いなど、詳細な設定が多数導入され、物語におけるネウリアという種族の役割が明瞭になる。

グリフィン族

旧設定に登場するグリフォンのような姿をした種族。ネウリア族の前身にあたる。旧ネウリアと称した場合はこのグリフィン族を示す。

古代よりセイルザーン砂漠にあるトンルズ山脈を守る有翼の獣人族。神仏のごとく空に君臨する崇高な一族。

アグドナの変更歴

デザイン面においては現行のものと比較するとそれほど大きな変化は無い。ツノが生える位置などの部分的な変更点は設けられている。

実験期に描かれた「ハスラ」という女性アグドナのキャラクターは、サイや恐竜を彷彿とさせる大柄でいかつい風貌をしており、デザイン面では完全に採用されたわけではないが、大柄で武骨なイメージはアグー(古代アグドナ)のコンセプトして踏襲されている。

2015年以降に大凡の基本デザインが確定するが、細部は現在も未完成。

旧アグドナ

かつてはビロウス内において最も人口が多い種族で、非常に高度な技術と豊富な知識を持っていたが、300年前ビロウスに起こった大洪水により大部分が死滅した。

タリクシアンの変更歴

新旧に及んで非常に大きな変更が齎されている。

旧設定の物語に登場する「ワーフェンル族」または「山猫族」という名の獣人族が前身となる。
2009年頃、デザインと設定はワーフェンル族のままに種族名のみが「タリクシア」と改められる。

2010年頃、タリクシアン・ストーカーの前身となる生物が新タリクシアとして描かれる。

2011年頃にタリクシアン・ルーターの前身となる生物が描かれる。

2013年頃、タリクシアンにはストーカーとルーターの二種があると定義される。種族名の表記は「タリクシア」または「タリクシアン」で揺れていたが、この時期に「タリクシアン」がデフォルトとして固定される。

2014年頃、タリクシアンとはストーカー・ルーターの二種に限られる概念ではなく、多数の異なる生物が属する大分類として再定義される。エルタス生物とは対になる存在として、現行の設定に及ぶ基礎が確立する。


ワーフェンル族

山猫族とも。タリクシアンの前身となった種族。旧タリクシアンと称した場合はこのワーフェンル族を示す。

茶色の毛を持ち、ネコ科に似た姿の小柄な獣人族。主にセイルザーン砂漠や遠い北の地に住む。高い運動能力と暗闇でも見える眼をもつ。武器を持たずとも相手を殺傷できる鋭い牙と、太く頑丈な足腰を持ち統帥力に長ける。染色と機織の技術を持ち、美しい絨毯や布を売りに町へ下りることもある。

エルフ族

旧設定にのみ存在する種族。

コンセプトの一部は新設定における「ジュダ」の概念に反映されている。「旧ジュダ」と記した場合はこの種族としての概念であるエルフ族を示す。

レキ樹海の深淵を守る亜人族。尖った耳、白い肌と髪が特徴。

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