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[[File:Rain-and-Zyn.png|thumb|[[レイン・シルヴェス|レイン]]とその横隣にいる狼タイプのアソシエーターの「[[ジン]]」。 [[ビロウス漫画]]第二話『[http://www.vilous.net/index.php?cid=62 シーグの暗雲]』より。]]
[[File:Rain-and-Zyn.png|thumb|[[レイン・シルヴェス|レイン]]とその横隣にいる狼タイプのアソシエーターの「[[ジン]]」。 [[ビロウス漫画]]第二話『[http://www.vilous.net/index.php?cid=62 シーグの暗雲]』より。]]


'''タリクシアン・アソシエーター'''([[Talyxian-Associators|Talyxian-Associator]])とは、犬や狼に似た性質を持つ[[タリクシアン|タリクシアン]]種の生物。<br/> 野生種と家畜種とで姿はほぼ同じだが生態は全くの別種と言える。<br/> 人語は操れないものの、知能は高い。
'''タリクシアン・アソシエーター'''([[Talyxian-Associators|Talyxian-Associator]])とは、犬科の動物に似た性質を持つ[[タリクシアン|タリクシアン]]種の生物。


== '''「狼」のアソシエーター''' ==
野生種と家畜種とで姿はほぼ同じだが生態は全くの別種と言える。エルタス人からは野生種のものは「狼」として扱われ、家畜種のものは「犬」として扱われる。


[[File:Talyxian-Associators Wolf.png|thumb|『狼』のアソシエーター決定稿デザイン]] 原種及び野生種はタルにおいて「狼」とも呼ばれる存在で、北部を中心に群れで生息する。猫([[タリクシアン・ストーカー|ストーカー]])と違って個体差はほとんど無い。<br/> 何も食べず生殖も行わないが非常に長命で、全ての個体が一体成型で、死ぬとそれきりだという。折り畳み式の翼のようなプレートのパーツを持つが、飛行能力は無い。<br/> <br/> この野生種は『森のルールの権化』として北方[[サーガル|サーガル]]達から信仰の対象とされている。<br/> ただ、捕えられたり、装飾品にする等の目的で死体を利用されることはある。<br/> その頭骨から作ったヘルメットは、特別な意味を持つ儀礼用の名誉ある装備になる。<br/> <br/> 恐らくルーターが直接生み出して野に放していると思われる。<br/> 紀元前はかなりの数がみられたようだが、現代は殆ど姿を見せなくなり、森の奥で伝説的な生物となっている。<br/> &nbsp;
人語は操れないものの、知能は高い。


=== <u>'''生態'''</u> ===
== '''狼のアソシエーター''' ==


季節ごとに森を出て、境界となるタトラなどの瘴気が及ばず日光の強い場所に集団で集まり、翼のようなプレートを広げて光合成を行うという習性がある。十分にエネルギーの貯蔵を終えると森に帰る。<br/> <br/> 口はあるが食事はとらず、鋭い牙はほかの大型タリクシアン生物を殺すためだけのもので、生物の個体調整を行っているものと考えられる。<br/> &nbsp;
[[File:Talyxian-Associators Wolf.png|thumb|「狼」のアソシエーター決定稿デザイン]]
アソシエーターの原種及び野生種。タルにおいて「狼」とも呼ばれる存在で、北部を中心に群れで生息する。


== '''「犬」のアソシエーター''' ==
猫([[タリクシアン・ストーカー|ストーカー]])と違って個体差はほとんど無い。


[[File:Tr-3.png|thumb|「犬」のアソシエーターを連れて、[[ゴールドリング]]圏内の砂漠を移動する[[南方サーガル]]と[[アグドナ]]の男性。]] 主に南部で家畜化されたものがタルにおける「犬」に相当する。<br/> 「犬」となったアソシエーター達は寿命が短く、繁殖も行う。外見は似ているがエルタス基準で考えるとほぼ別種。<br/> <br/> [[ビロウス正史|紀元前1000年以前の古代]]、後に南方[[サーガル|サーガル]]のルーツとなる北方サーガルの一部と共に、「狼」であるアソシエーター達が南部に渡ってきた。<br/> しかし瘴気のない南では「狼」であったアソシエーター達が野生を失い「犬」になってしまう。<br/> そうして信仰対象を失ったサーガル達は[[アグドナ|アグドナ]]達と共同生活を始め、南部ではアソシエーターは単に家畜として扱われることになる。
鋭い牙を持つが何も食べず、後述する光合成でのみエネルギーを得る。
 
生殖も行わないが非常に長命で、全ての個体が一体成型で、死ぬとそれきりだという。恐らく[[タリクシアン・ルーター|ルーター]]が直接生み出して野に放していると思われる。
 
折り畳み式のプレートのパーツを持ち、これを光合成に用いる。翼のような外見をしているが飛行能力は無い。
 
紀元前はかなりの数がみられたようだが、現代は殆ど姿を見せなくなり、森の奥で伝説的な生物となっている。
 
=== '''生態''' ===
 
季節ごとに森を出て、境界となるタトラなどの瘴気が及ばず日光の強い場所に集団で集まり、翼のようなプレートを広げて光合成を行う。十分にエネルギーの貯蔵を終えると森に帰る。
 
口はあるが食事はとらず、鋭い牙はほかの大型タリクシアン生物を殺すためだけのもので、生物の個体調整を行っているものと考えられる。
 
=== '''人々との関わり''' ===
 
『森のルールの権化』として[[北方サーガル]]達から信仰の対象とされている。
 
ただ、捕えられたり、装飾品にする等の目的で死体を利用されることはある。
 
この頭骨から作ったヘルメットは、特別な意味を持つ儀礼用の名誉ある装備になる。
 
== '''犬のアソシエーター''' ==
 
[[File:Tr-3.png|thumb|「犬」のアソシエーターを連れて、[[ゴールドリング]]圏内の砂漠を移動する[[南方サーガル]]と[[アグドナ]]の男性。]] 主に南部で家畜化されたものがタルにおける「犬」に相当する。
 
「犬」となったアソシエーター達は寿命が短く、繁殖も行う。外見は似ているがエルタス基準で考えるとほぼ別種。


=== '''生態''' ===
=== '''生態''' ===


「狼」と違い、雑食性で何でも食べ、生殖器器官だけでなく消化器官も発達している。タリクシアン・ストーカーとの雑種が確認されている。<br/> &nbsp;
「狼」と違い、雑食性で何でも食べ、生殖器器官だけでなく消化器官も発達している。
 
[[タリクシアン・ストーカー]]との雑種が確認されている。
 
=== '''人々との関わり''' ===
 
[[ビロウス正史|紀元前1000年以前の古代]]、後に[[南方サーガル]]のルーツとなる[[北方サーガル]]の一部と共に、「狼」であるアソシエーター達が南部に渡ってきた。
 
しかし瘴気のない南では「狼」であったアソシエーター達が野生を失い「犬」になってしまう。


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そうして信仰対象を失ったサーガル達は[[アグドナ|アグドナ]]達と共同生活を始め、南部ではアソシエーターは単に家畜として扱われることになる。


== '''ページ一覧''' ==
== '''ページ一覧''' ==

Revision as of 04:59, 1 December 2017

レインとその横隣にいる狼タイプのアソシエーターの「ジン」。 ビロウス漫画第二話『シーグの暗雲』より。

タリクシアン・アソシエーター(Talyxian-Associator)とは、犬科の動物に似た性質を持つタリクシアン種の生物。

野生種と家畜種とで姿はほぼ同じだが生態は全くの別種と言える。エルタス人からは野生種のものは「狼」として扱われ、家畜種のものは「犬」として扱われる。

人語は操れないものの、知能は高い。

狼のアソシエーター

「狼」のアソシエーター決定稿デザイン

アソシエーターの原種及び野生種。タルにおいて「狼」とも呼ばれる存在で、北部を中心に群れで生息する。

猫(ストーカー)と違って個体差はほとんど無い。

鋭い牙を持つが何も食べず、後述する光合成でのみエネルギーを得る。

生殖も行わないが非常に長命で、全ての個体が一体成型で、死ぬとそれきりだという。恐らくルーターが直接生み出して野に放していると思われる。

折り畳み式のプレートのパーツを持ち、これを光合成に用いる。翼のような外見をしているが飛行能力は無い。

紀元前はかなりの数がみられたようだが、現代は殆ど姿を見せなくなり、森の奥で伝説的な生物となっている。

生態

季節ごとに森を出て、境界となるタトラなどの瘴気が及ばず日光の強い場所に集団で集まり、翼のようなプレートを広げて光合成を行う。十分にエネルギーの貯蔵を終えると森に帰る。

口はあるが食事はとらず、鋭い牙はほかの大型タリクシアン生物を殺すためだけのもので、生物の個体調整を行っているものと考えられる。

人々との関わり

『森のルールの権化』として北方サーガル達から信仰の対象とされている。

ただ、捕えられたり、装飾品にする等の目的で死体を利用されることはある。

この頭骨から作ったヘルメットは、特別な意味を持つ儀礼用の名誉ある装備になる。

犬のアソシエーター

「犬」のアソシエーターを連れて、ゴールドリング圏内の砂漠を移動する南方サーガルアグドナの男性。

主に南部で家畜化されたものがタルにおける「犬」に相当する。

「犬」となったアソシエーター達は寿命が短く、繁殖も行う。外見は似ているがエルタス基準で考えるとほぼ別種。

生態

「狼」と違い、雑食性で何でも食べ、生殖器器官だけでなく消化器官も発達している。

タリクシアン・ストーカーとの雑種が確認されている。

人々との関わり

紀元前1000年以前の古代、後に南方サーガルのルーツとなる北方サーガルの一部と共に、「狼」であるアソシエーター達が南部に渡ってきた。

しかし瘴気のない南では「狼」であったアソシエーター達が野生を失い「犬」になってしまう。

そうして信仰対象を失ったサーガル達はアグドナ達と共同生活を始め、南部ではアソシエーターは単に家畜として扱われることになる。

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